✿にこにこ日記✿

気の向くままに色々な記事を書く、20歳女性のブログです。

『星とたんぽぽ』金子みすゞ

これは金子みすゞさんの詩の『星とたんぽぽ』の全文です。

星とたんぽぽ

 

青いお空のそこふかく、

海の小石のそのように、

夜がくるまでしずんでる、

昼のお空はめにみえぬ。

見えぬけれどもあるんだよ、

見えぬものでもあるんだよ。

 

ちってすがれたたんぽぽの、

かわらのすきに、だァまって、

春のくるまでかくれてる、

つよいその根はめにみえぬ。

見えぬけれどもあるんだよ、

見えぬものでもあるんだよ。

金子みすゞさんの詩。多くの人が知っていると思います。

金子みすゞさんの詩、私とても好きです。

何か心の奥深くで感じるものがあります。

26歳という若さで亡くなられた金子みすゞさん。有名な詩では『私と小鳥と鈴と』『こだまでしょうか』『大漁』などがあります。先に挙げた詩は、小学生の時や中学生の時に学習したりしましたが、『星とたんぽぽ』は短大生の時に、初めて授業で知り、印象に残っていたので、今回紹介させていただきました。

私は、社会人になってから、この言葉をよく思い出します。

”見えぬけれどもあるんだよ、

見えぬものでもあるんだよ。”

たしかに、目に見えなくても、感じるものがあります。

例えば、出会った人のオーラであったり、自分のことであったり。

不思議なものですよね。目には見えないけど、確かにある。

過去が積み重なって、その人の人柄を作る。花は、根が張っているからきれいな花が咲く。

 

以前、勤めていた仕事での出来事です。

介護施設で少し働かせていただいていたのですが、机を拭いていたら、利用者の方に声をかけていただきました。

「丁寧な仕事は、必ず誰かが見ているからね。」

と声をかけていただきました。介護施設での仕事はすぐに辞めてしまったのですが、その時に掛けていただいた言葉が今でも残っています。

見えないと思っていることでも、誰かが見てくれている。そして、見えないけれども確かにあるものがある。それは、優しさであったり、努力であったり。人と会ってみると、第一印象がありますよね。不思議なものです。少しスピリチュアル的ですが、本当に見えないものでも必ずあるということを私は信じています。だから、日頃の行いは大事ですね。できるだけ、自分が良いと思うこと、誰かの為になること、「徳」を積み重ねていきたいです。

今回は金子みすゞさんの詩『星とたんぽぽ』でした。

最後までご覧いただき、ありがとうございました!m(_ _)m