✿にこにこ日記✿

気の向くままに色々な記事を書く、20歳女性のブログです。

『質素であることは、自由であること』有川真由美/著

『質素であることは、自由であること -世界でいちばん質素なムヒカ前大統領夫人が教えてくれたこと-』有川真由美/著

図書館で借りて、読みました!

ホセ・ムヒカ前大統領。元ウルグアイの大統領。愛称はエル・ペペ。

みなさんはこのスピーチをご存じでしょうか。⬇


www.youtube.com

私はこの本を読んで知りました。

そして、このスピーチを見てみて、本当に仕事に自分の人生をつぎ込んでしまってはもったいない。自分の人生1度きり。自分らしく幸せな人生にしたいな、と思いました。

 

本の内容に入りたいと思います。

大統領の報酬の約9割を社会福祉基金と所属する政党に寄付して、郊外の農場で畑仕事をしながら質素に暮らしていたこと、全財産は中古のフォルクスワーゲンだけだということも、人々をおどろかせた。

引用元:『質素であることは、自由であること -世界でいちばん質素なムヒカ前大統領夫人が教えてくれたこと-』有川真由美/著 p21 プロローグより

-すごいな、と思いました。大統領の報酬といえば、大きな額でしょうね💦それを、自分のために使わず、社会のために寄付する。とてもじゃないけど、できることではないと思います。多くの人は、自分のために使おうとするはず。

すごいです✨

 

印象に残った言葉。

”まわりに迎合して、ちいさいことから大きいことまで、社会の枠から外れないように生きていたら、一人ひとりが幸せになれないのは、あたりまえではないか。”

引用元:『質素であることは、自由であること -世界でいちばん質素なムヒカ前大統領夫人が教えてくれたこと-』有川真由美/著 p53

-日本は、ほとんどの人がみんなと同じように生きますよね。学校を出て、会社に就職して、年をとる。みんなと同じように生きる人生が必ずしも幸せとは限りません。人それぞれの幸せ。

”「私たちはだれもが、世界のほかの人のために、なにかやったということを置いていけるんですよ」”

引用元:『質素であることは、自由であること -世界でいちばん質素なムヒカ前大統領夫人が教えてくれたこと-』有川真由美/著 p188

-私でも、なにかやったということを置いていける。”残す”ではなく”置いていく”。いいですね。私も、今ブログを書いていますが、ブログでも現実でも、なにか世界に置いていけたらいいなと思います。

他にも、紹介できないくらいたくさんの言葉が書かれていました。たとえば、「困っている人がいたら助ける」こと。今、高齢の方が荷物を持って駅などの階段を登っていても誰も助けず、横を通り過ぎたり、電車の優先席で1人堂々と座っていて迷惑になったりしていることもあります。隣の誰かが困っていたら助ける。当たり前のことですが、意外と難しいこと。そして今の日本は「自己責任社会」であること。自分のことは自分でする。周りに迷惑は掛けない。ただ、人間です。困っているときに助け合うのは、お互い様。私も自己責任でなんでも一人でやろうとしてしまうところがあるので、なんだか心に響きました。

おすすめです!!✨

2017年8月25日 第1刷発行