『空気が読めなくても それでいい。』細川貂々&水島広子/作
図書館で借りて読みました!
この本は、有名な『ツレがうつになりまして。』『イグアナの嫁』シリーズなども描かれている漫画家の細川貂々さんの描かれた本です。文章ではなくて漫画なので、とても読みやすいです。発達障害という障害とまではいかないけれど、普通の定型発達の人とは違う非定型発達の人のことが描かれています。精神科医の水島広子さんと細川貂々さんと担当編集者さんの3人で話が進んで行きます。
この本を読んでいると、「あ!私もこういうところがある!」「こんなときにはこうすればいいんだ!」みたいな考え方ができたり、共感できたりして面白かったです。非定型発達について客観的に描かれているので、ここが普通の人と違うのか!?ということが分かります。
定型発達の人と、非定型発達の人の違いってどこが違うのだろう?と思っていても、具体的にイメージしにくいです。この本では、日常の細かなところまで非定型発達の人がみている世界が分かります。
例えば、「定型発達の世界を猫、非定型発達の人を犬として、犬が猫になろうとしても犬は猫になれないように、非定型発達の人も定型発達の人のように普通になろうとしてもなることが難しい」という話がありました。普通になろうとしなくてもいい。そのままの私でいいのだ、となんだか安心しました。人それぞれ、みんな違うのだ。
それでいい。
魔法の言葉です。
『空気が読めなくても それでいい。』細川貂々&水島広子/作 でした。
2020年12月10日 第1版第1刷発行